アラスカクルーズではぜひシアトルへ − その8つの理由

今度のアラスカクルーズでは、時間をとってシアトルを観光してみませんか? 「エメラルドシティ」の愛称でも知られるシアトルは魅力の宝庫。さまざまな刺激的体験が待ち受けています。
シアトルのシンボル、スペースニードルは地上605フィートの高さを誇ります。 エレベーターを使えば最上階まで41秒で行けますが、階段を登りたいという方は、全848段という世界有数の有酸素運動にチャレンジしてください。 1962年の世界博覧会の時に建設されたタワーは、先端が空飛ぶ円盤のデザインになっています。
1907年、ご都合主義の中間業者によって釣り上げられた物価に、シアトルの人々は怒りを爆発させました。 パイクプレイスマーケットは、その中間業者たちを排除するために生まれた場所で、 100年以上たった今でも、農家や職人たちが自分たちの商品を消費者に直接販売しています。 そのモットーは「生産者との出会い」。 今日も500以上の店舗や露店が並びます。そのなかにはスターバックスの1号店も。 パイクプレイスマーケットの名物、魚を投げる魚屋をぜひお見逃しなく。
エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクトは、さまざまなポップカルチャーをテーマにした最先端の博物館です。 未来を思わせる建物はあのフランク・O・ゲーリー氏の設計で、潰れたギターの形をしています。 展示では、ポピュラーミュージックのほか、サイエンスフィクションとホラー映画が取り上げられています。 「スター・トレック」のコレクション、ロックギター55台を使った作品がある部屋、シアトル出身のニルヴァーナとジミ・ヘンドリックスを紹介したコーナーなどがおすすめです。

チフーリ・ガーデン・アンド・ガラスは、太平洋岸北西地域で有名なガラス工芸作家デイル・チフーリの作品が見られる博物館です。 庭園には、テーマごとに選ばれた数百本の木、植物、花を背景にガラス彫刻が展示されています。「ドクター・スース」の庭を思わせる素晴らしさです。 一方室内ギャラリーはさまざまな色であふれ、制作に専念するチフーリの姿を描いた映像をすぐそばで楽しむことができます。

歴史地区パイオニアスクエアは、シアトルで初めて政府が指定した正式なエリアです。 1852年に入植が始まって以来、みるみるうちに太平洋岸北西地域の中心地となりました。 現在のパイオニアスクエアは歴史的シンボル。 中心部には、ネイティブアメリカンでアラスカ先住民のトリンギト族が1938年に寄付したという、カラフルで印象深いトーテムポールがあります。
パイオニアスクエアのすぐそばにあるクロンダイク・ゴールドラッシュ国立歴史公園は、世界最後のゴールドラッシュの証とも言える場所です。 シアトルの新聞が1897年、アラスカで金が見つかったことを報じたのをきっかけに、シアトルは金に望みを賭けてクロンダイクを目指す人々の出港地となりました。 館内には、こうした一攫千金をねらう人々が家族に宛てた手紙や採掘に使用した道具、犬ぞりなどが展示され、当時の様子を垣間見ることができます。
シアトル・アンダーグラウンド・ツアーという地下体験もあります。 実は1889年に大規模な火災で壊滅したパイオニアスクエア。 その後、もともとあった歩道と店舗の上に地区が再建されました。 ツアーでは時計の針を戻して、3区画分ある地下の通路を歩きながら19世紀のシアトルを見て回ります。復元された1890年代のサロンが見られます。
シアトルクルーズでは、最新アトラクションのグレートホイールへもぜひ。2012年にオープンした迫力ある観覧車です。アメリカ西岸最大の大きさで、高さは175フィート。頂上からは、シアトルの海岸通りにダウンタウン、海に浮かぶ島々、そしてレーニア山までもが一望できます。 42あるゴンドラは密閉型のため、天候も気になりません。
